肩甲骨の内転に働く筋肉
[肩甲骨の内転とは]
背中で肩甲骨を寄せる動きです。
腹側から見ると、前足を開くようになります。
イラストの通り
肩甲骨の内転は 前足を開く動きに働きます
四肢が弱ってくると前あしを広げ
前足に重心を移動して 体を支えようとするワンちゃんが多いです
その状態でずっといると、肩甲骨の内転に関わる筋肉が
こり固まってしまいます
ココが固まると 肩甲骨の動きが阻害されてしまうので
ケアが必要になります。
<僧帽筋>(ソウボウキン)
起始:頚部正中線・第1~9胸椎 (首から背中にかけての背骨の両脇)
終止:肩甲棘 (肩甲骨上)
作用:肩甲骨の内転、挙上、後引
肩甲骨の外転に働く筋肉
[肩甲骨の外転とは]
背中で肩甲骨を離す動きです
腹側から見ると、前足を閉じるようになります。

<浅胸筋>(センキョウキン)
起始:第1~6助軟骨部 (胸の真ん中)
終止: 前腕筋膜 (腕の上部内側)
作用:肩関節の内転、肩甲骨の外転
<深胸筋>(シンキョウキン)
起始:第4胸椎からの胸骨体 (肋骨前部 尾側)
終止: 上腕骨大結節 (腕の上部肩付近)
作用:肩関節の内転、屈曲、肩甲骨の後引、外転