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姿勢の癖からくる歩容のくせ(腰振り)

2018.12.5

過去のデータは動画が消えてしまっております。
施術のビフォーアフターの解説を見て見たい方はInstagramをご参照ください。

ビフォー

全体的に右側の動きが良くない状態です。

前肢は肩甲骨の可動域が狭いために
前方への可動域が狭く、
本人はより遠くに前足を出したいがために
肘を曲げて、空をかくような動きが含まれるようになっている。

後肢は右を後ろに蹴りだす幅がせまい。
それを補おうとするかのように
右後肢を後方へ蹴りだすタイミングで
腰を左に振る癖がついている。

アフター

肘を曲げて空をかく癖は残っているものの、前肢の可動域は改善している。
右後肢の後方への蹴りだしが改善されたため
腰の振りもなくなっている。

考察

たくさんのわんちゃんがいる家なので
それぞれの子の休めるスペースとしてクレートが設置されています。
わんちゃん達はそれぞれ自分のクレートで休むことが習慣になっているので
どうしても狭いスペースに体を収めるために
姿勢に癖がつきやすくなってしまっています。

癖があること自体はなにも問題はありませんが
上手に使えていない足があることは、長い目でみると
あまりいいこととは言えません。


のしのし歩きの理由

2018.10.31

ビフォー

肩甲骨の動きが悪いため、前肢を前に出すたびに肩甲骨が上下しており
そのため、前後から見るとのしのし歩いているように見える。
後肢は蹴りだして推進力を生む役割を果たせておらず
前肢の動きに付いて行ってるだけになってしまっている。

アフター

背中がほぐれ、前肢と後肢の連動が取りやすくなっている。
肩甲骨の可動域も改善し、のしのし歩いていたイメージから軽やかな歩様に変わった。
後肢の働きが復活し、しっかり推進力を生み出せている。

考察

姿勢自体が前足加重というわけではなくても
推進力を生み出す役割が前足頼みになってしまっているために
肩甲骨周りに負荷がかかり、動きが悪くなってしまっている事例です。


首が上がりにくくなる理由

2018.8.24

[ビフォー]

肩甲骨の動きが硬いため、首が上げにくく背中の動きが硬い
後肢は左のモモ裏の伸びが悪いので、左足を前に出す際にお尻が下がってしまっている。
左の可動域が制限されているためか、右股関節は後ろへの蹴りだしが浅い。

[アフター]

肩甲骨の動きが改善されたため、首が上がりやすくなり
肘や手首の動きまで改善しています。
お尻の上下の癖は完全に改善はされていませんが
右股関節の可動域は広がっています。


若いうちからMD予防

2018.5.28

ビフォー

かかとが高く、股関節よりも足首の動きで
推進力を産みだしている。
また右モモ裏、左前モモの伸びが悪いらしく、
右後肢を前に引き出す(左後肢を後方へ蹴りだす)際に腰が振れてしまっている。

アフター

体幹がゆるんだことにより、腰の揺れはむしろ施術前より大きくなったが
股関節の可動域は広がった(膝の動く範囲が広がった)
足首の柔軟性が回復し、かかとの位置が下がった
そのため、両後肢とも前方に引き出す際につま先がちゃんと上がるようになっている

<考察>
まだ若いが飼い主さんがDMを恐れて定期的に整体を受けてくださっています。
もちろん整体でDMが完全に予防できるわけではありませんが
体の変化に注目しておき
何か症状が出たときに気が付けるようになる。という点では
とても意義のあることです。


腰を振るのは後ろ足の問題?

2018.4.23

[ビフォー]

前肢の可動域が狭いのが気になります。
特に前方向に動かせていません

後肢も前方向の可動が狭く
それをカバーするために腰を振っています。
モモ裏の伸びが悪いらしく、腰が丸まり、その流れで胸は沈んでしまっています。

[アフター]

腰の丸まりが改善されたので、全体的に背中が滑らかになっています

肩甲骨の可動域が確保され
前足がしっかり前に出るようになりました。

股関節も可動域が広がったため腰の振りがなくなりました。


老犬のダックスさん

2018.3.22

[ビフォー]

背が丸まり、後肢は膝が使えないので腰が上がっています。
手首が反りすぎて壊れてしまっています。
後足は股関節が使えないので足首だけで歩いている状況です。

[アフター]

手首は壊れてしまっているので、改善はできませんが
肩甲骨の動きが回復しています。
また、後肢は股関節はまだまだですが
膝を使えるようになっています。

また骨盤や肩甲骨をゆるめたために背の丸まりも治りました。


ダックス。モモの筋肉を使わない歩き方

2018.3.2

[ビフォー]

左股関節が後方へ蹴りだせず、足首で推進力を産みだしている
右股関節はその逆で、足首を使えていない代わりに股関節は動いている。
前足加重にしたいがために頭を下げながら歩く癖がついており
頭が下がっているせいで前肢を前に引き出す際に
体の外側を回して出すような動き方をしている

この歩容だと、前肢をまっすぐ動かせないため、肘に負担がかかるのが心配である。

[アフター]

右の足首は動かないままだが、左の股関節の可動は改善している。(後方へ蹴りだせている)
頭が上がるようになった。(後肢に体重をのせやすくなったため、と考えられる)
そのために、背のカーブが滑らかになり(施術前はカチッとまっすぐに固まっている感じだった)
結果お尻が少し上がった(尻尾の付け根が上がったことを見るとその変化が分かります。)


痴呆のせいなのでしょうか・・

2018.2.9

[ビフォー]

Aちゃんはまっすぐ歩けなくなってしまい
動物病院では「痴呆のため」と診断されたのですが
試しに施術を受けに来ました。

確かに右方向にばかり旋回していこうとしていますが
これが痴呆のせいだけではないのでは
と感じるのは
左に比べて右の肩甲骨がとても立ってしまっており
そのために右前足だけ、前に出せなくなっている
ということと
同じく右後肢だけ、とても前に出てきてしまっていて
後方に蹴りにくくなっている。という事実があるからです

[アフター]

施術後も旋回は続きましたが、右肩甲骨と右股関節の角度が改善されたため
姿勢が少しまっすぐに改善されました

老犬になってくると
一日の大半寝て過ごすようになります。
Aちゃんのように、姿勢に癖がついてしまうと
ゆくゆくは自分で起き上がるのが困難になってしまったり
片側でしか寝ることができず、床ずれの原因になってしまったりします。

 


前重心の歩き方

2017.12.17

左右ともに後肢の筋力が落ちており
特に右後肢のふらつきが気になる歩き方をしています。

そのため
前肢に体重をかけているのが
首を下げた姿勢から見られます。

前足加重の子は、このように、肩甲骨上角が浮いているように見えます。
施術後は肩甲骨の角度が寝て、首周りの動きにゆとりが出てきたため
首があげられるようになっています。

ビフォー

アフター

筋力の落ちてしまった後肢に
整体を活用して筋トレをして、もう一度ムキムキにする
という考え方は当方ではいたしません。
それが最適な方法とは思えないし、そこまでやる必要があるとも思えませんから

しかし前足加重になっているということは
後足に体重が乗っていない。ということなので
これから日々歩いていくなかで
一歩一歩が筋トレになるように、後肢に体重をのせられるようにしていく。

これが犬の整体研究所のやりかたです。


左右差によるゆがみ

2017.12.5

[ビフォー]

肩甲骨が背骨に寄りすぎていて、首を上げにくくなっている
肩甲骨は前後どちらも可動域がせまいので
前肢は肘下の動きが目立つようになっている

後肢は左足が後方への蹴りだし
右足が前方への引き出しがそれぞれ可動域がせまくなっており
左右差による腰の振りが見られる

[アフター]

首が上がるようになり、前肢の可動域が広がった(特に後方)
股関節も特に左後肢後方への可動域が広がっているが
急ぐ際にジャンプして両足が宙に浮いている間に
歩幅を確保しようという動作が見えるので
まだ改善の余地がある