【施術実例】肘が開いていた子の歩容の改善事例
2022.3.30
肘が開いていた子の
歩容の改善事例です。
そもそも『肘が開いてると何が問題なのか』
ってところから説明しなきゃならないところですが
はなすと長くなるので
肘がひらいてるの放置すると
○肩を壊す可能性が高くなる
○歩幅の制限がすでにかかっているから筋力低下は免れない(特に後肢)
とだけ知っていてほしいです。
余力があったら後の投稿でキチンと(できるかな?)解説します。
ひとつだけ大事なことは
『骨格は経年劣化で壊れることがある』
こと。として
『より荷重のかかっている前肢(肩甲骨)に関しては筋肉に対するケアでその歪み(肘の開き)を改善できる』
ということです。
そしてそれには『正確な解剖学の知識に基づく理論が必須』なのです。
【施術実例】後ろ足がしっかり蹴り出せるようになった事例
2022.3.23
14歳ゴールデンさん
後ろ足がしっかり蹴り出せるようになりました(^^)
飼い主さんは『いよいよ後ろ足が弱ってきて、、』とおっしゃってましたが
触ってみると筋肉量に変化はなく、、
ではなぜ施術前に蹴れていなかった後ろ足を
施術後に蹴りだすようになったのか?
【施術実例】背中が反っていた理由
2022.3.16
背中が反っていた理由は『肩甲骨の位置が前にズレたから』です。
犬には鎖骨がないから
犬の肩甲骨は簡単に位置や角度が変わります。
それも“肩甲骨を支える筋肉へのアプローチ”で
より歩きやすい状態に戻すことができるんです。
肩甲骨、とくにその上部が本来ある位置から前にスライドしてしまっていたため
支えを失った胸郭がぶら下がってしまい『反った形』を形成していました。
施術後は『肩甲骨の角度』が本来の角度に近づいたため、肩甲骨上部があるべき位置にもどり
しっかり胸郭を支えています。
それにあわせて前足のパッドの位置が前に出ています。
これで後肢にも体重がキチンと乗りやすくなったことがわかります。
【施術実例】反っていた背中が改善
2022.3.3
4歳シーズー
保護犬でもとの飼い主さんがあまり散歩できなかった子です。
背中が反っていた(お腹も垂れ下がってた)のが、整体施術で改善したのは
肩甲骨が「立っていて前にスライドしてたから」です。
4歳だし、そもそもシーズーって靭帯柔らかめだから施術での変化はみやすいです。
肩甲骨と骨盤が支えになって
人間なら積み木状態の椎体を吊橋みたいに支えてるのが四足の動物の特徴なので
関節がしなやかで、しかも肩甲骨と骨盤の距離が離れるほどに背骨は重力に負けて反ります。
で、これを放ってほいでいいか?
については次回解説しますね
NJK 掲載
2022.3.1
”獣医師のための総合情報誌NJK”に犬の整体について掲載させていただきました。