筋肉って 他の臓器と比べてわりとシンプルにできています。
二種類の筋繊維が交互に絡み合っていて
脳からの信号がくると、お互いに引き合い縮む。
これだけの機能なんです。
単純に説明してしまうと、これらの筋繊維が
”縮んだまま固まっている”
ものと
”伸びたまま固まっている”もの
この二種類がまず存在します。
骨格を整えることを考えるときは
この二種類の筋肉の長さを整えて、
骨格が理想的な形に整う方向へ施術をしていきます。
しかし厄介なのはコリにはこの二種に加えて
”使っているか、いないか”
”弱って細くなっているか、厚みがあるか”
”柔軟性はあるか”
”神経の反応はあるか”
などの条件がかかわってくるのです。
ひとつのコリのために骨格がゆがんでしまったワンちゃん
この子を見るとき、
はやりまずは一番のゆがみの原因になっている部位を探します
ただ、施術をする際に気をつけなくてはいけないのは
その”ゆがみの原因”が どういう条件をもつ筋肉なのか
ということです。
ここまでお話しすると
とても複雑で難しく感じてしまうかも知れませんが
”コリの種類”のお話は、実はとってもシンプルに
「指先の感覚を鍛えましょう。」
というお話なのです。
そして指先の感覚を鍛える練習は
意外に簡単です。
まずは人間同士でいろんな部位の筋肉を触ってみてください。
硬い筋肉、柔らかい筋肉、うすい筋肉、分厚い筋肉
いろんな感触があるものです。
なれてきたらワンちゃんの体で筋肉を探してみましょう。
まずはとにかく触って
指の感覚を養ってください。そこから始まります。